構造力学のたいていの教科書には、その最初の方のページで“偶力(図1)”のことが説明されていると思う。そして、それ以降のページでは、たいてい偶力の用語が一つも出てこない教科書も多
構造力学のたいていの教科書には、その最初の方のページで“偶力(図1)”のことが説明されていると思う。そして、それ以降のページでは、たいてい偶力の用語が一つも出てこない教科書も多
前回の軸性ベクトルのことをきっかけに、ベクトルのことに気が惹かれ少し数学書を復習してみた。ただし、従来の実用的で古典的なベクトル解析ではなく、現代数学風的にみるという、ちょっと
姉妹エッセイ“理系らち外話”第8話で紹介した京都市の古本市、毎年最初のものが5月のゴールデンウィーク中に開催されるので、今年(2013年)も行ってきた。あちこち覗いているうちに
軸対称シェル構造の問題の一例を前回の円筒タンクでみた。荷重条件、拘束条件が回転軸対称であるならば、図1のような各種の軸対称構造の問題も解決できるが、さすがに理論的に解ける問題は
前回の問題はお分かりいただけただろうか。構造モデルAは、言うまでもなく片持ち梁の解析である。一方Bの方は薄肉タンクを軸対称シェルモデルで解析した結果である。右側の載荷は水圧荷重
高校生時代の数学の教科書で(もちろん、筆者が若かった頃の話だが)、複合関数の例として、次のような関数が出ていたことを鮮明に覚えている。 この式をグラフ化すると、下図のように指数
ここ数年、サポート部署に寄せられた有限要素法(FEM)解析ユーザーからの質問メールを横から垣間見ていると、筆者は複雑な気持ちにさせられる-この話題については、最後に余談として記
本シリーズ初回でチモシェンコ/ギア執筆の“材料力学本論”のことを紹介した。しかし、筆者が学生時代、構造力学の講義で使用していた教科書はチモシェンコの本ではなかったので、今まで気
前々回、前回と片持ち梁先端に斜め集中荷重が掛かる問題を考えてきたが、今回は、同じ斜め方向の問題だが、強制変位の場合を考えてみる。 上図のように、梁先端部を斜め方向に変位量δが強
前回の終わりで、通常のFEMソルバーを利用するとき、(前回の)図1のような斜め集中荷重の載荷の場合、その荷重を鉛直、水平方向の両成分にベクトル分解して考えてもいいと言った。今回