弾性問題に関係する人にとっては、“ヘルツの接触理論”でその名を一度は聞くかとは思いますヘルツ(Hertz; 独1857-1894) というドイツの実験物理学者がいますね。 もっ
弾性問題に関係する人にとっては、“ヘルツの接触理論”でその名を一度は聞くかとは思いますヘルツ(Hertz; 独1857-1894) というドイツの実験物理学者がいますね。 もっ
寺田寅彦(1878-1935)の晩年のエッセイの中に“工学博士末広恭二君”という一文があります。昭和7年に亡くなった末広恭二(1877-1932)の追悼文のような形で書かれてい
日本が西欧の近代文明を輸入して以来、何度か漢字の廃止論が出ていますね。それも著名な知識人が率先して提案するものですから、一蹴できるような議論でもなかったようです。 最初の提案者
ピエール・シモン・ラプラス(P. S. Laplace;仏1749-1827)とオーギュスタン・コーシー(A. Cauchy;仏1789-1857)。かたやフランスのニュートン
「私淑する」という言葉がありますね。筆者が私淑した一人は、元東京大学物理学教授の坪井忠二先生でありました。そのきっかけは学生時代にふと手にした一冊の本でした。 その本とは岩波書
歌手の世界では一発屋という言葉がありますね。1曲だけヒットして後はさっぱりという意味でしょうが、聞き手にしてみたらその1曲でしかその歌手のことを知らないわけです。筆者にとって、
前回、オイラーの業績を述べました。彼は数学分野、物理学分野両面での功績があり、後世、彼の名が冠せられた専門用語が多くあることは既に述べました。構造物の力学に携わる者は、剛体を扱
レオンハルト・オイラー(L. Euler;瑞1707-1783)とカール・フリードリヒ・ガウス(K. F. Gauss;独1777-1855)。前者は18世紀最高の数学者、後者
ABC の法則、XYZ の定理といったように公式めいたものには、その部門に寄与するところの大きかった有名な物理学者もしくは数学者の名を冠に戴くことが多いですね。これをフランス語
1954年、アメリカ航空学会にてカリフォニア大学のクラウ(Clough)、ワシントン大学のマーチン(Martin)、そしてボーイング社のターナ(Turner)たちによって発表さ