前回はベクトル、テンソルの具体例として力、応力などを挙げたが、面白いところでは数学演算子がある。下のように3次元ユークリッド空間で定義した1階微分演算子 XXX は座標変換に際
前回はベクトル、テンソルの具体例として力、応力などを挙げたが、面白いところでは数学演算子がある。下のように3次元ユークリッド空間で定義した1階微分演算子 XXX は座標変換に際
今回はベクトルとテンソルの話である。ベクトルと言えば、筆者ら団塊の世代が高校時代を送っていたころ、順列・確率、複素数とともに新しい数学というスローガンで高校数学の学習内容に加え
前回、話した積分公式では積分範囲が-1から+1という無次元の変数域であった。これは現在の有限要素法で一番よく利用されているアイソパラメトリック要素での曲線座標系とも一致し、まこ
「応力は積分点で出力されています」と言うと、有限要素法の経験の浅い方にはきょとんとした顔をされることがよくある。ここでいう積分点とはガウスの数値積分点のことである。 有限要素法
第3話で平板要素は面外の変形モードと面内の変形モードの重ね合わせで出来ていると述べた。前者はたわみと2つの回転角(曲げモーメントに対応)の3つの自由度を1節点に持っている。後者
司馬遼太郎さんの長編紀行“街道をゆく”の第1巻が出たのが昭和46年のことでした。その後25年間も続く街道物語で、いの一番に採り上げられたのは、“湖西の近江”でした。安曇川もここ
近江高島駅を降りて、少し山里を登っていくと、やがて一人のお墓の案内板に出くわします。さらに細い道をちょっと登れば、少し大きめのお墓がひっそりと立っています。この墓は近藤重蔵(1
湖西線が大津市から高島市に入って最初の駅が近江高島駅です。頭にわざわざ近江と付くので、他に高島という駅があるのかと思って調べてみたら、岡山県内の赤穂線に高島駅がありました。ただ
湖西線も堅田を過ぎて小野、和邇あたりまで来ると、比良山系の山々が湖岸に迫り、一段と風景がよくなります。山は1,000m級なので、冬はスキーができ、下では夏に海水浴(湖水浴?)が
以前、筆者は少しの間、大津市内に住んでいました。滋賀県庁近くの閑静な場所でした。大津に来て初めて知ったのですが、当地は交通の便が非常によく、それでいて静かな街であり、しかも毎日