有限要素法(FEM)が広範囲の分野で利用されている今日でも、機械系分野と建設系分野がその二大勢力-今では、活性度の点で前者が後者を大きく上回っている感もあるが-であることは論を
有限要素法(FEM)が広範囲の分野で利用されている今日でも、機械系分野と建設系分野がその二大勢力-今では、活性度の点で前者が後者を大きく上回っている感もあるが-であることは論を
本エッセイ第39話で、熱伝導解析と陽解法の組み合わせについて、ほんの少しだけ触れた。一般に陽解法は、その欠点が強調されがちで、陰解法に比べると使用頻度が少ないと思われるが、うま
まず、図66-1を見ていただきたい。この図は左右から伸びた2つの片持ち梁が、一部で重なる構造モデルを示している。 ここで、梁Rの先端節点3と梁Lの中間位置節点1が重なったままの
機械工学科で材料力学を、土木/建築工学科で構造力学を学ぶ者は、教科書内にある線材の力学、線図での説明を何の疑いもなく(?)受け入れていないだろうか。もちろん現実の世界で、線だけ
離散化モデルでの辛いところは、知りたい物理量の求める場所を自由に選択できない点である。有限要素法(FEM)での応力値もこの例外ではない。各要素での応力値は通常、ガウスの数値積分
今回は仮想人物のAさんに登場願うことから始める。Aさんは総合機械系メーカーでCAE業務に携わっている。担当するのが自動車部品の開発部門なので、有限要素法(FEM)で使用するのは
まず、下図を見ていただきたい。これは、先端に下向き鉛直方向荷重を掛けた片持ち箱桁に対して、有限要素法(FEM)を利用した座屈解析の結果である。座屈強度は固有値解析を使用して求め
パソコン上で大規模メッシュを張った有限要素法(FEM)モデルの構造解析ができるようになったとはいえ、ある限界を超えるとメモリネックとなってしまって解析不能に陥ることになる。連立
変形している弾性体が静的平衡状態あるとき、体積力でも働いていない限り、弾性体のすべての表面領域では、表面力が規定されているか、もしくは変位が規定されていなければならない。そして
コンピューターを利用しだしてからの筆者の経験談を本エッセイ第14話でほんの少しだけ紹介した。有限要素法とは何の関係もない話になるが、一休みのつもりで、コンピューター以前の筆者の