2014.8.27

第111話以降、薄肉開断面梁における曲げねじり理論をテーマに話を続けてきたが、最後に一つの危険な荷重置換の話題を紹介して、このシリーズの締めくくりとしたい。 今シリーズ執筆に際
せん断中心の概念の誕生は、意外と新しく20世紀に入ってからのことである。1909年、ドイツのバッハ(C.Bach)は、チャンネル型(コ型)断面梁のウェブ面平行に載荷実験をしたと
梁の曲げ理論、曲げねじり理論における各物理量の類似性について前回言及してきた。しかし、両理論の主役変数であるたわみとねじり角では、全く違う姿を見せることも最後に述べておいた。今