冒頭、いきなりの問題で恐縮しますが、ここは1つ読者諸氏にお付き合い願います。 読者が今、超満員の電車に乗っているとしましょう。しかも、10㎏ぐらいの重い中身の入った手提げ袋を片
冒頭、いきなりの問題で恐縮しますが、ここは1つ読者諸氏にお付き合い願います。 読者が今、超満員の電車に乗っているとしましょう。しかも、10㎏ぐらいの重い中身の入った手提げ袋を片
ついに21世紀を迎えました(2001年当時)。不運にも筆者は新世紀を病院からスタートする羽目になってしまいました。検査入院で2週間ほど病室にいました。こういう時しか読めそうもな
IT 時代を迎えてインド人の数学的才能が脚光を浴びていますね。その背景にはゼロの発見や、日本でいう九九の暗算をインドでは9×19までするというデジタル文化の存在があると言われて
理工系の学生ですら数学を避けてしまう昨今でしょうから、“高木貞治”と言ってもピンとこない工学系出身の人も多いのではないでしょうか。 筆者が初めて大学の数学に接した頃は、この人の
日本で CAE(Computer Aided Engineering)という言葉が使われ出したのは、エンジニアリング分野での使用コンピューターがまだ大型汎用機であった時代の末期
設計者の多くが気軽にパソコン上で有限要素法プログラムを起動できるようになった、この大衆化した有限要素法の時代では、つい、有限要素法がどうしようもなく“メッシュ依存症”であること
弾性問題の解析で一番厄介なことは、応力集中点と特異点の存在である。適当なメッシュ分割をして有限要素法を適用したとき、両者の位置でも何らかの数値結果を出してしまうため、不用意な初
今回は、少し数値解析の話をしよう。工学問題を解析する数値解析のプログラミングをしていると、時折、下のようなマトリックス3重積の場面に出くわすことがある。 この A、B、C がす
ベクトルの参考書が大型書店の数学書コーナーに多く並べられているのに比べると、テンソルの方はほとんど皆無の状態だ。そもそも、テンソルを解説した書物というものが極めて少ないように思
前回、テンソル積の話をしたが、固体や流体の力学である、いわゆる連続体力学の数学で頻出するベクトル乗算の内積、外積、テンソル積と、ベクトル乗算三人衆が出揃った。これで終わりと思い