FEMINGWAY(有限要素法解析・構造設計) 〜有限要素法解析など構造設計にまつわる数理エッセイ〜

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第16話 ゲッチンゲンの山脈

経済学などの行動科学の分野に数学者が進出して以来、いまでは応用数学者の定義も広範囲になってしまっていますが、古典的な意味での応用数学者は応用力学者と言い換えてもいいほど、力学分

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第15話 地方の実力

日本で初めての官制大学、東京大学が創設されたのは西南の役があった年、明治10年(1877)のことでした。そのとき、物理の第一期生として入学した一人が第12話で登場してもらった田

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第12話 “館”は前か後ろか

日本が西欧の近代文明を輸入して以来、何度か漢字の廃止論が出ていますね。それも著名な知識人が率先して提案するものですから、一蹴できるような議論でもなかったようです。 最初の提案者

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第10話 私が薦めるこの一冊

「私淑する」という言葉がありますね。筆者が私淑した一人は、元東京大学物理学教授の坪井忠二先生でありました。そのきっかけは学生時代にふと手にした一冊の本でした。 その本とは岩波書

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第9話 いじめで名を残す

歌手の世界では一発屋という言葉がありますね。1曲だけヒットして後はさっぱりという意味でしょうが、聞き手にしてみたらその1曲でしかその歌手のことを知らないわけです。筆者にとって、

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第8話 オイラー小事典

前回、オイラーの業績を述べました。彼は数学分野、物理学分野両面での功績があり、後世、彼の名が冠せられた専門用語が多くあることは既に述べました。構造物の力学に携わる者は、剛体を扱

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